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同一の処理を行うノードを作成する

便利なAction機能

用途

Houdiniでグラフを作成していると異なる2つの入力に対して全く同じ処理を行いたいというような機会がまぁまぁある。
例えば以下のような異なる用のHeightFieldがあり、同一のErodeを掛けたい場合などが考えられる。

異なる用途のterrainに同じErodeを掛けたい

アウトプットが複数あり、大部分で共通の設定を利用したい場合なども考えられる。

出力のフローを作っているとほとんど共通の設定になる別ノードが並ぶ場合がある

複製しただけだと一方のノードを更新した場合にもう一方のノードも同じ値を更新しなければならない。
共通化させたいパラメータにエクスプレッションを設定して同期させるのがよくあるやり方だと思うが例にだしたErodeやRenderSettingなど非常に設定項目が多いノードを共通化したい場合も少なくない。

そういう時に便利な機能。

Create Reference Copy

同一の処理を複数の接続に対して行いたいノードを右クリックし、
Actions/ Create Reference Copy
を実行するとノードの複製が作成される。

ActionからCreate Reference Copy

この機能で複製したノードのパラメータはすべて元のノードのパラメータを参照した状態で作成してくれる

すべてのパラメータがエクスプレッションで紐づいた状態で作成される

DigitalAssetではなく自作したsubnetworkでも同様に設定したパラメータをリファレンスした状態で作成してくれる

SubnetでもCreate Reference Copyでパラメータを同期したノードが作成できる


覚えておくと便利だと思います。 特に今回例に出した HeightFieldErodeなど、設定項目が多いノードで効果を発揮してくれています。

自分はこの処理で複製した後に、特定のパラメータだけリファレンスを解除して使うこともよくあります。

fish_ball

プロシージャル魚類